映画「ナイト・ハウス」を観た
映画「ナイト・ハウス」を観た
U-NEXT にて。
脚本 ベン・コリンズ、ルーク・ピオトロフスキー
監督 デヴィッド・ブルックナー
出演 レベッカ・ホール 他
ネタバレ注意
この記事にはネタバレが含まれます。
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ひとこと感想
わりと面白かった。
ラスト直前までは、ハラハラドキドキさせられた。
ただ、最後の決着の付け方は、落ち着くべき所に落ち着いたという感が強く、まあ、こんなものかと思ってしまった。
最後にもうひと捻(ひね)り有ると良かった。
もう少し塩味の効いた、ダークな終わらせ方でも良かったと思う。
誰にも知られず、夫が一人で対岸に家を建てたというのは、ちょっと無理がある。
死体を発見したら真っ先に警察へ連絡しろよ、とも思った。
レベッカ・ホール
登場人物の少ない作品だった。
上映時間の8割くらいは、主人公が一人で家に居るシーンだ。
その主人公を演じるレベッカ・ホールが素晴らしい。
ギョロッとした大きな目が常に潤んでいた。
精神が不安定な女を良く表現していると思った。
少し演技が過剰だな、と思う場面も何ヶ所か有ったけど、ホラー映画としては許容範囲だろう。
「ゴジラ vs コング」の学者さん役か。などと思いながら出演履歴を見ていたら、「アウェイクニング」の主演の人だった。
西洋の映画に出てくる悪魔
悪魔あるいはそれに類似した存在が出てくる欧米の映画を、最近、立て続けに観た。
自らの欲望や精神的な弱さを克服できない者は、悪魔によって魂を奪われ地獄に落とされる……というモチーフだ。
日本の鬼や、仏教的な地獄絵図、あるいは中国の冥界とも微妙に感触が異なる。
キリスト教的な価値観と近代的な社会生活が醸成した悪魔観なのだろう。
個人の内面にある「健全な心」と「病んだ心」の葛藤を象徴しているのかも知れない。
他人には見えず、つねに耳元で誘惑の言葉をささやき続ける悪魔は、人の内面それ自体の象徴か。
人間が悪魔に勝って、恋人や友人や家族の待つ現実社会へ帰るハッピー・エンディングは、その人物が心の健全性を取り戻したという意味で、
悪魔に負けて魂を奪われ、永遠に苦しみが続く地獄に幽閉されるバッド・エンディングは、その逆を象徴しているのかも知れない。