青葉台旭のノートブック

TVシリーズ「宇宙大作戦」の第46話を観た

Netflix にて。

すでにお蔵入りしたようだが、数年前タランティーノがスタートレックを監督する話があった。
タランティーノ自らが映画会社に持ち込んだ企画らしい。

タランティーノ版「スタートレック」

元ネタとされる「宇宙大作戦」のエピソードに興味が湧いた。

タイトルは「宇宙犯罪シンジケート」

通しのエピソード番号は46のようだが、Netflix では「シーズン2:エピソード17」と表記されている。

ひとこと感想

牧歌的だが、大して面白い話ではなかった。

カーク船長とスポックが、イタリアン・スーツとソフト帽を粋に着こなして1930年代のギャングを気取る姿は、ちょっと面白い。

このエピソードに限らず、元祖「宇宙大作戦」にはタイムスリップ類似のアイディアが多い。
おそらく、他の映画のために建てられた撮影所のオープンセットを使い回して、制作費を節約していたのだろう。

今でこそ推しも推されぬスペース・オペラの一大ブランドになっているが、元祖「宇宙大作戦」は、スペース・オペラというより「世にも奇妙な物語」の宇宙版といった印象の方が強い。
あるいは、星新一のショート・ショートのような雰囲気。
ちょっと皮肉の効いた大人のための童話。

これを元に映画の企画を持ち込んだということは、タランティーノ監督って宇宙でもギャングの話をやりたいんだね。

だったら寺沢武一の「コブラ」を映画化すればいいのに。

2022-11-28 21:36