青葉台旭のノートブック

タランティーノ版「スタートレック」

スペース・オペラに関してウェブ検索していたら、以下の記事がヒットした。

〇映画.com の記事
「タランティーノ版「スター・トレック」詳細が明らかに」

え? タランティーノとスタートレック? と、その一見ミスマッチな組み合わせに驚いたが、しばらくして「ああ、でも意外と有りうるかも」と思い直した。

既に頓挫して『幻の企画』になっているようだ。詳細は 映画.com の記事を読んで欲しい。

もともとスペース・オペラは、蔑称(差別語)だった

20世紀前半のアメリカは、パルプ雑誌の全盛期だった。

パルプ雑誌とは、通俗的・大衆迎合的なスリラーやホラー、SFなどを粗悪な紙に印刷し、半裸の美女を扇状的に描いた表紙イラストを付けて売り捌(さば)く、ジャンク小説雑誌ことだ。

そういう戦前のジャンク雑誌に掲載されていたジャンクSFを、戦後の若いSF作家・編集者たちが小馬鹿にして「スペース・オペラ」と名付けたのが、そもそもの始まりだ。

まさにスペース・オペラは『パルプ・フィクション』の一種だった訳だ。

そう考えると、タランティーノが挑戦しても不思議じゃない。

元ネタ

映画.com の記事によると、この幻のタランティーノ案には元ネタがあったらしい。

オリジナルTVシリーズ「宇宙大作戦」の1エピソード「宇宙犯罪シンジケート」が、それだ。

早速 Netflix で観てみよう。

2022-11-28 13:30