映画「ザ・ヴィジル ~夜伽〜」を観た
映画「ザ・ヴィジル ~夜伽〜」を観た
U-NEXT にて。
脚本 キース・トーマス
監督 キース・トーマス
出演 デイヴ・デイヴィス 他
ネタバレ注意
この記事にはネタバレが含まれます。
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ひとこと感想
結論から言うと、とくべつ悪いわけでも無いけれど、見るべき所のない映画だった。
平凡な出来の作品だ。
ユダヤ教には、死体の横で夜通しお経(=聖書?)を唱えるという風習が有るらしい。
現代風に簡略化される以前の、伝統的な日本のお通夜みたいなものか。
日本のお通夜は、親類縁者が集まって飲み食いしたりお経を読んだりして夜を過ごす場合が多い。
ユダヤ教のお通夜は、たった一人で朝まで死体の側に座ってお経を唱えるらしい。
ふと気づいたのだが、そう言えばユダヤ教をベースにしたホラーって聞いたこと無いよね。ユダヤ系の資本・プロデューサー・監督が多い事で有名なハリウッドなのに。
この映画の主人公(棄教して無神論者になったユダヤ人)は、他のユダヤ教徒たちと話す時だけイディッシュ語だかヘブライ語だかを使っているのだが、アメリカに来てもう何世代にもなるだろうに今でも現役で使われているのかと驚いた。
本作品に出て来る妖怪は、どうやら人の内面の弱さ(過去のトラウマ・罪悪感)に取り憑くらしい。
要するに本作品は「自分自身の内面の弱さと向きあい克服する事で敵を倒す」タイプの映画という訳か。
また、この手の話かよ……と少々ウンザリしてしまった。
スティーブン・キング・メソッドとでも名づけようか。
トラウマの原因になった過去の回想シーンとか、ホントやめて欲しい。白らけるだけだ。
登場人物の性格に深みを持たせるっていうのは、そういう事じゃないと思うんだけどな。