青葉台旭のノートブック

ラインはSNSの事を良く分かっている。

ラインはSNSの事を良く分かっている。

私自身は、ラインであれ何であれ、いやしくも文章を投稿するサービスでありながらパソコンからの登録を拒否している時点で使う気が失せてしまうので、 あまり興味が持てなかった。

しかし、ある付き合い上の理由から最近やむを得ずラインに登録して、嫌々ながら使い始めた。
使い始めて気づいたのは「ラインはSNSの本質」というか「多くの普通の人々がSNSに求めているもの」の本質を良く分かっているという事だ。

SNSの本質は「メールより便利なメール」「標準のショートメッセージより便利なショートメッセージ」「携帯電話より便利な(通話料無料の)携帯電話」だ。
少なくとも、ラインの主たるユーザー層であるごく普通の人たちにとっては、そうだ。

ラインがこれだけもてはやされる理由は、そういう普通の人々の感性にちょうど良いところを上手く突いているからだ。

一言でいえば、ラインは良くも悪くも「商売上手」だ。

そして、ラインの技術を支えているライブドアの残党たちの技術力はおそらく非常に高い。

聞くところによると、ラインの親会社は海外の会社らしい。

つまり、今の日本の経営者たち、日本の指導者たちからは、人々にちょうどいいサービスを提供する「商売の上手さ」も失われてしまっているし、 高い技術力を持つ日本の技術者たちを導いで優れたサービスを作らせる能力も失われているという事だ。

全く嘆かわし話だ。

2017-04-17 10:27