青葉台旭のノートブック

映画「レンフィールド」を観た

映画「レンフィールド」を観た

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脚本 ライアン・リドリー
監督 クリス・マッケイ
出演 ニコラス・ホルト 他

ひとこと感想

近接格闘とガン・ファイトを組み合わせたアクション・シーンは今っぽい感じだったが、基本的には昔懐かしい1980年代テイストのホラー・コメディ。

ポップで、カラフルで、ほどよく悪趣味で、実は健全かつ道徳的で、勧善懲悪で、ほろりと泣かせて、人生に対するちょっとした教訓が含まれていて、最後は前向きになれるという、よく言えば王道、悪く言えば予定調和な映画だった。

アクションとBGMを完全にシンクロさせて、「タタタッ、タタタッ、ジャーン!」ってやる所なんかも、いかにも1980年代的だ。

スプラッタ的な人体損壊とジョン・ウィック的なアクション(格闘術+ガン・ファイト)の組み合わせは面白かった。

もしも私が1980年代にタイム・スリップして高校生に若返ってこの映画を観ていたら、大好きになっていたかも知れない。

しかし現在は2023年で、今の私はオッサンだ。
正直、ちょっとキツい部分も有った。
「今さら、こういうの見せられてもな〜」と、ちょっと思ってしまった。

最近この言葉ばかりブログに書いているような気もするが、この作品もまた「父殺し」の物語だった。

主人公は、昆虫を食べてスーパー・パワーを発揮するという設定。
変身こそしないが、一種の「スーパー・ヒーロー(ダーク・ヒーロー)」ものだ。
現在のアクション・エンターテイメントは、(変身する・しないという違いは有るにせよ)何らかの形でスーパー・ヒーロー要素を入れるのが主流か。
このトレンドは、しばらく続くだろうな。

2023-11-14 00:19