青葉台旭のノートブック

映画「アントラーズ」を観た

映画「アントラーズ」を観た

U-NEXT にて。

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脚本 スコット・クーパー、ニック・アントスカ、C・ヘンリー・チェイソン
監督 スコット・クーパー
出演 ケリー・ラッセル  他

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ひとこと感想

田舎町が舞台のホラー。

オレゴン州の山間部に位置する寂れた炭鉱の町。
背景が美しい。遠くに見えるのはロッキー山脈だろうか? 美しい湖も出てくる。

雄大で美しい自然の風景と、寂れた町に住む人々の鬱々とした日々。
アメリカのホラー映画によくある設定。

田舎町ホラーを求める私の気分にピッタリの話だった。

家族を題材にしたホラーでもある。

大傑作という訳ではないが、とても丁寧に作られている。良く出来たホラー映画だ。

12歳の少年(および彼の家族)の物語と、彼が通う小学校の教師の物語を、時に並行して、時に交錯させながら描いていく。
サスペンス小説などに良くある手法だ。

日本で言えば小学6年生に相当する生徒たちに、この教師はシェイクスピア『オセロ』の映画を見せているのだが、小6の子供には早すぎる教材ではないだろうか?
それとも、これは、主人公の教師が頭でっかちなインテリまがいの『意識高い系』であるという描写なのだろうか。

モンスターがカッコイイ

題名にもある鹿の枝角を持ったモンスターのデザインがカッコ良かった。

クライマックスの対決は、ちょっと不満

あっさりとモンスターが倒されてしまった。

思ったよりモンスターが弱くて拍子抜けしてしまった。

教師が少年の弟を涙ながらに殺すシーンも、良くある『家族がゾンビに噛まれた』シーンの焼き直しにしか見えなくて「有りがちだなぁ」と思ってしまった。
その有りがちなシーンに態(わざ)とらしく物悲しげなコーラスを被せてくる臭い演出に、逆に冷めた。

全体としては良く出来ているのに、クライマックスの対決で荒(アラ)が見えてしまった。
惜(お)しい。

2022-02-10 01:15