スペース・オペラとは何ぞ？

この問いかけに対し、あるアメリカのＳＦ雑誌編集者がこんな事を述べている。

「これさえあればスペース・オペラであるという条件は存在しない。
　これが無ければスペース・オペラではないという条件も存在しない」

つまり、百人いれば百人の解釈があり、万人が納得する定義は存在しないという事だ。

まるで『証明できない事が、証明されている』という『不可能の証明』みたいだな。

しかし、そうは言っても、６〜７割の人が納得できる『比較的妥当な近似解』ならあるだろう。
例えば、
『宇宙を股にかけた冒険活劇』
というのは、どうだろうか。

下位のジャンルとしては、以下のようなものが考えられる。

宇宙スパイものというのもアリか。
あるいは宇宙シャークものとか。
宇宙ゾンビものは既に私が書き始めている。
現代版シャーロック・ホームズがあるなら、宇宙シャーロックも有りかも。

案外、現代のジャンルものを宇宙に置き換えただけで、スペース・オペラ的な何かが出来そうだ。

いずれにせよ『スペース・オペラ」と名乗るからには、宇宙船と光線銃は欲しいし、複数の惑星が舞台であってほしいかな。

キャプテン・フューチャーの内容を思い出そうと、今ウィキペディアであらすじを読んでいるんだけど、改めて見ると、これ初期設定は、ほぼバットマンだったんだな。

犯罪者に両親を殺された赤ん坊カーティス・ニュートンは、フューチャーメンと呼ばれる仲間たちに育てられ、のちに自ら正義の科学者『キャプテン・フューチャー』を名乗り、犯罪者どもと闘う。
普段は月のチコ・クレーターにある秘密基地に住んでいる。
太陽系政府首席ジェイムズ・カシューが北極の灯台を点滅させると、彼の元に駆けつける。
彼が乗るのは、チコの秘密基地で彼自身と仲間達が設計・製作し、さまざまな秘密兵器を搭載したコメット号。

2021-06-08 16:56