青葉台旭のノートブック

「ゲーム的リアリズムの誕生 動物化するポストモダン2」を読んだ

著 東浩紀

ひとこと感想

大筋としては、『大きな物語』が終わったポストモダンの時代(2000年代)に何を描くべきか? という問いかけがあって、その答えを『ライトノベル』『美少女ゲーム』『新本格派(メフィスト系)ミステリー』に求める、という内容。

2020年代が始まった現在の状況は、本書に描かれている時代から次のステージに移った、という感覚を私は持っている。

時代は、前の時代の上に積み重なる。
その大前提のもとに敢えて言うが、本書に描かれている時代感は、2020年代から見ると既に過ぎた話という感じがする。
じゃあ2020年代とはどういう時代なんだと聞かれると、今の私には答えられない。

もう少し『2020年代の時代感』を探って行きたい。

2021-04-09 07:57