青葉台旭のノートブック

日記のような小説、小説のような日記

日記のような小説、小説のような日記

11月26日(木)

久しぶりに日記をつける。
前回が11月19日だったから、ちょうど1週間ぶりか。

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奇妙な夢を見た。
内容は全く憶えていないのだが、夢の中に女が一人登場した事だけ憶えている。
登場人物は、その女と私だけだった。
女は背が低く、太っていた。
何が奇妙と言って、その女に見覚えが無い事だ。

当たり前の話だが、夢の中の登場人物というものは、家族・知人・友人か、テレビなどで観る有名人か、そのどちらかだ。

しかし、昨日の夢に出てきた女は、私の全く知らない人物だった。
全く知らない人物が、夢に出てくるなどという現象が、ありうるものだろうか?
それとも、単に私が忘れているだけで、どこかで会った女なのだろうか?

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小説家の小林泰三が亡くなった。

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今、ダイハツ・トールを借りて乗っている。

「トール」というのは、アメコミでも有名な北欧神話のトール神のことか。

製造はダイハツだが、トヨタとスバルに、それぞれ「ルーミー」「ジャスティ」としてOEM供給されている。

「小さなボディ・中は広々」に全振りした自動車で、その外見からは想像もつかない広大な室内を持っている。
ただ、若干、乗り心地が悪い。

狭い車幅、高い天井、後席スライドドアとなれば、乗り心地が悪いのは仕方ないか。

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もうすぐ台湾のテレビ・シリーズ「返校」がネットフリックスに来る。
楽しみだ。

私はテレビ・ゲームに関して詳しくないが、どうやら原作は台湾の白色テロ時代を舞台にしたホラー・ゲームらしい。
台湾では2019年に映画化され、かなり評判が良かったと聞く。
本当は、その劇場映画版も観てみたいのだが、今回ネットフリックスに来るのは、テレビ・ドラマ化されたバージョンだ。
いずれにせよ、楽しみに待つ。

予告編を見た印象としては「未だ近代化途上にあった台湾のノスタルジックな風景・風俗」と「独裁政権による苛酷な思想弾圧」を背景にしたホラーのようだ。

「ノスタルジー」「独裁政権による恐怖政治」「心霊ホラー」の三連コンボ、三題噺。
ホラー・ファンとしては、かなりソソられる。

矛盾した表現だが「二十世紀近代史ゴシック・ホラー」といった雰囲気になるのだろうか?

配信が待ち遠しい。

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20世紀末、私が思春期だった頃、とにかく大衆文化におけるアメリカの地位は絶対だった。
21世紀に入って早や20年の歳月が流れた現在、アメリカの文化的絶対性は、徐々に衰えつつあるように見える。

盛者必衰、奢れる者久しからず、という事なのだろうか?

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アーティストと資本家について、何かアイディアがあったはずなのだが、忘れてしまった。

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最近、私の使っているMacbookAirの電池消耗が激しい。
2017年に買って3年が経過している。
そろそろ買い替え時か。
パソコン、とくに電池を内蔵するノートパソコンの寿命は短い。
そんな短期間消費財であるパソコンに大金をはたくのは、ちょっと馬鹿らしいと思ってしまう。
やはり、再度MacbookAirを買うのが丁度良いのかも知れない。

問題は、Arm版Macの買い時なのだが、homebrewでインストールできる各種オープンソース・ソフトウェアのArmネイティブ化が完了してから買うのが良いだろう。

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CPUのトレンドは、ホモジニアスからヘテロジニアスに向かうらしい。
背景にあるのは、近年、CPUの性能が頭打ちになっているという業界の事情だ。

そのヘテロジニアスCPUの先駆けとなったのが、2006年に発売されたPlayStation3に搭載されていた専用CPUという話も聞いた。
その名をCELLと言う。基本となる命令セットはMIPS(RISC)だ。

2006年といえば、スティーブ・ジョブズ率いるAppleが、PowerPCという名のRISCから、IntelのCISCへとMacのCPUを載せ替えた年だ。

PlayStationも、3から4になる際に、先進的なCELLから一般的なIntelへCPUを換装した。

そして今年、Macは再びRISCであるArmへCPUを換装する決断をした。

時代は巡る。

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お世話になっている社会に少し恩返しをしようと思い、寄付をする団体を探しているのだが、これがなかなか難しい。

少額でも寄付をする以上は、私のお金を無駄なく有効に使ってくれる団体が良いと思っているが、ちゃんと選ばないと、無駄どころか私のお金が悪いことに使われる可能性もある。

第1の心配は、NPO法人というものが、一部では悪い連中の隠れ蓑になっているという噂である。
その性質上、NPO法人は利益を得てはいけないと法律で定められているのだが、悪い連中は、人件費(すなわち給料の名目で彼らが懐に入れる金)を最大化する事で利益を相殺するというテクニックを使う。

第2の心配は、たとえ最初は善意で始めた組織であっても、時が経てば必ず腐るという経験則である。
そうならないようにするためには、組織上層部に並外れた管理能力が必要なのだが、並外れた善意の持ち主が、すなわち並外れた管理能力の持ち主とは限らない。

どんな組織であれ、それを運営し維持するには並外れた才能と努力を要するものである。
善意だけでは、どうにもならない。

(2020年)

2020-11-26 12:59