netflixで「ジーパーズ・クリーパーズ」を観た。
netflixで「ジーパーズ・クリーパーズ」を観た。
監督 ヴィクター・サルヴァ
出演 ジーナ・フィリップス 他
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この記事にはネタバレが含まれます。ご注意ください。
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5回書いたからセーフ。
ひとこと感想
日本公開当時に劇場で観た記憶があるが、ストーリーも役者の顔も全く覚えていなかった。
主役の弟は、後のダイハード4のオタク青年だったのか。
あまり面白くない……というか、ホラーなのに全然怖くない、と、当時思ったことは覚えている。「これ、ホラー映画っていうよりアクション映画じゃん」と。
初見における私の評価は低かった。
自分で言うのもナンだが、当時はまだナイーブだったというか純粋だったというか、「怖くなければホラー映画じゃない」と思っていた気がする。
鈴木光司のホラー小説「リング」およびその映画化作品は、私の中の「怖いホラー基準」をすっかり塗り替えてしまっていた。
「リング」の、あの肌に纏(まと)わりつくような怖さを知ってしまうと、本作「ジーパーズ・クリーパーズ」は、いかにもアメリカ的でカラッとし過ぎているよう感じられてしまった。
また、肝心のモンスターがモロに着ぐるみ然としている事も当時は不満だった。
怪獣の着ぐるみは許せるくせに、なぜか等身大クリーチャーの着ぐるみに白けてしまっている自分がいた。
あらためて観なおすと。
あれから十五年以上の年月を経て改めて見直すと「これはこれでアリだな」と、それなりに楽しんでいる自分がいた。
「ああ、これは50年代B級ホラー映画の、その『B級感』も含めて再現しようとしているんだな」と、一歩引いて観ることで、雰囲気も込みで楽しむ事が出来た。
私も少しは大人になって丸くなったということか。
ホラー映画とホラー・エンターテイメント映画
広義の「いわゆる」ホラー映画には「真性のホラー映画」と「ホラー風味のエンターテイメント映画」がある。
両者は似て非なるものだ。
昔の私はホラー・エンターテイメント映画をどこか不純なもののように感じていたが、最近は「それはそれで良いじゃないか」という気持ちになっている。