調べてみたら HTML5 で省略可能なタグは予想以上に多かった。
前回のエントリー
で、私は、HTMLを出来るだけ平(ひら)のテキストと同じようにシンプルに使いたい。極力、手間を省いたうえで、テキストエディターとキーボードを使って記述したい、出来ればHTML自動生成プログラムの類は使いたくない、という趣旨のことを書いた。
それで興味が出てきて、HTML5は、仕様上、どこまで簡素化できるかを調べてみたら、予想以上にタグの省略を許していた。
なんと、headタグも、bodyタグも、そして何とhtmlタグさえも(条件次第では)必須ではないらしい。
<!DOCTYPE html> <meta charset="UTF-8"> <title>テスト。</title> これは、ペンです。
上記のHTMLを、W3C のバリデーションにかけたら、見事に合格して、めでたく「Document checking completed. No errors or warnings to show.」というメッセージが出た。
たったこれだけで、W3Cのお墨付きを頂いた正真正銘の「正しいHTML」というわけだ。
これで良いなら、サクッとテキストエディタを立ち上げてメモを書く程度の事も出来るかも知れない。
私のその他のページをバリデーションにかけてみたら「h1タグはトップレベルだけで使う事を検討してみてくれ」というワーニングが出た。
私は日本人なので、considerという言葉の強さが、ちょっと良く分からないが、私なりに解釈すると「h1をトップレベル以外で使うことは、エラーではないが、推奨はできない」程度の感じだろうか。
「all h1 elements are treated as top-level headings by many screen readers and other tools」
「多くの(視覚障碍者用の)読み上げソフトおよびその他のツールが、全てのh1要素をトップレベルの見出しとして扱う」
という意味か。
h1の扱いに関しては、以前のエントリー、
で、h1はどの階層で使ってもOK的な事を書いてしまったが、私の早とちりだったのだろうか?
しかし、完全なエラーではない所に、W3C もちょっと奥歯に物が挟まったような感じになっているな、と思ってしまうのだが。