リンクのURLの大文字小文字で嵌(はま)った。
インターネットのURLというのは、おそらくその起源を紐解けば、大昔のコンピュータのディレクトリ構造に行き当たるのだと思う。
つまり、ローカルの木構造のディレクトリにおいて、スラッシュを区切り文字にした文字列でパスを指定し、目的のファイルにたどり着くという仕組みをそのまま借用してグローバルな住所の指定に使ったのがURLの始まりだろう。
ホームページを(手作業で)作る時には、まず、自分のローカルマシンの中に公開を想定したディレクトリ・ツリーを作って、サイト内のリンクを全て相対パスにしておけば、その木構造をそのままサーバーにアップロードするだけで、ウェブ上で同じようにリンクが機能する。
ローカルマシン上の相対パスがそのままウェブ上の相対URL指定になる訳だ。
で、うっかり、何も考えずにアップロードして、はまった。
ファイル名の大文字のところを、思わず小文字で書いてしまった。
そしたら、ローカルのコンピュータでは、大文字と小文字が区別されないので上手くリンクが機能してしまい、うっかりミスを見落としてサーバーにアップロードした。
ところが、サーバーにアクセスするときには大文字小文字を厳格に区別するので、リンクが切れてしまう。
まったく同じファイル、同じディレクトリ構造のものをそのままアップロードしたのに、ローカルではリンクが働いて、ウェブ上ではリンクできないという現象が起きてしまった。
後から気づけば、なんだ、それだけの事か、という話なのだが、そもそも大文字と小文字を間違えたと気づく前は、ローカルで動くのに何でサーバー上ではうまく動作しないんだ? という不思議さに惑わされて、いろいろな事を考えてしまい、単純なミスが見えなくなってしまっていた。
2016-10-14
22:41