デートでの食事代は、全額、男が払った方が良いぞ。(割り勘は良くない)
最近、若い男たちのあいだに「デートでの食事代を割り勘にしたい」あるいは「既に割り勘にしている」などという嘆かわしい風潮があるようなので、老婆心ながら一言いっておく。
本題に入る前に。
本題に入る前に、公平を期すため、まずは私自身の事を最小限書く。
- 私は男である。
- 私は中年と呼ばれる年齢だが、いわゆる「バブル時代」の消費カルチャーとは無縁に生きてきた。
- 「男であろうと、女であろうと、子供であろうと、年寄りであろうと『他人から親切にしてもらって感謝できない人間』は駄目だ。逆に言えば『自分は親切にされて当たり前。親切にしてもらわないと怒る』などと言う人間は老若男女かかわらず駄目だ」大前提として、私はこう思っている。
その上で、あえて言う。「デートの食事代は、全額男が払った方が良い」
男と女が二人きりで美味しいものを食べるというのは、それ自体が既に一種の性行為だとおもうぞ。
社会的な考えは移り変わるし、男の側の経済的な事情も様々なので強くは言わないが……でも、やっぱり強調タグで書く。デートの食事代は男が全額払え。
男が女をレストランに誘って、そこで二人きりで食事をするというのは、既に一種の性行為だ。既にそれ自体が『前戯』だ。
旨いもの食べた瞬間の女の顔を良く観察してみろ。軽くイッているからな。女の目をよく見るとしっとりと潤んでいるぞ。ということは、その瞬間べつの場所もしっとり潤んでいるという事だ。
これは、社会的な事情とか経済的な事情とか、あんまり関係ないからな。
どちらかというと生物学上のメカニズムの問題だから。
せっかくデートに誘って旨いもの食べたのに、最後に「割り勘」だと女は、どうなるか?
言ってみれば、性行為の最中に前戯が突然中止になったような感じだろう。いわゆる「恥をかかされた」状態というやつだ。
そこで女の体が一気に冷めてしまうのは仕方の無いことだ。
だから出来れば、デートの食事代は(あとあとの事を考えて、男自身のためにも)男が払った方が良い。
繰り返すが、これは生物学上のメカニズムの問題だ。
男女平等とか、社会通念とか、そういうものを持ち出して「デートでも男女平等に割り勘にすべきだ」と男が言いだすのは、間違っているとまでは言わないが、男にとっても女にとっても「得な考え」ではないと思う。つまり、せっかく「WIN=WIN」の関係になれる可能性をみすみす放棄するようなものだ。
念のために言っておくが、デートで男が食事代を払ったからと言って、女が全てをOKしたという事では無いぞ。
当たり前の話だが、恋愛において次の段階に進むかどうかの最終決定権は女が持っているからな。
男が食事代を全額出したからといて、それで「何かをする権利を得た」などと、勘違いしてはいけない。あくまで「男が食事代を全額出したほうが、その可能性が高まる」という程度の事でしかない。
繰り返すが、次の段階に進むかどうかの決定権は常に女が持っている。男にそれを覆す権利は無い。
そもそも、男女関係において一番大事なのは「感謝の気持ち」と「思いやりの気持ち」だ。自分の欲望を最優先して相手を傷つけるのは何であろうと最低の行為だ。
男女が二人きりで食事をする事自体、すでにある種の性的な意味合いがある以上、女を食事に誘うことには慎重であるべきだ。
恋愛関係になりたくない相手を誘ってはいけない。恋愛関係になることが許されない相手を誘ってはいけない。
たとえば仕事で取引先と食事をした方が良い場合、そしてその相手が異性だった場合、「二人きり」というのは避けるべきだ。たとえば部下を連れて行くとか、同僚を連れて行くとか、最低でも三人で食事をするべきだ。できる限り多人数で食事をするようにすべきだ。
そして、支払いの時は「ここは我が社で持ちます」と言って、あえて会社名で領収書を切ってもらうべきだ。つまり「これは公の会合ですよ」「私的な感情は一切ありませんよ」という事を強調すべきだ。