インスタグラムで「ブロック塀」というハッシュタグを検索したら、わりと飽きなかった。
少し前の投稿、
ウィンドウズのインスタグラム投稿アプリ「InstaPic」は、現状では投稿した記事の編集や削除が出来ない。
の中に貼り付けたインスタグラムの投稿写真、
には、以下のようなキャプションを付けた。
#小説家になろう サイトに #ハーレム禁止の最強剣士! という小説を投稿しています。 http://ncode.syosetu.com/n6714cr/ 写真はブログに貼り付けた物の再利用です。 #ブロック塀 の上の #蔦 の #葉 です。
読んでもらえば分かると思うが、その文章の中に「#ブロック塀」というハッシュタグを埋め込んである。
それで、興味半分で「#ブロック塀」というハッシュタグを検索してみた。
結果、「思ったより飽きなかった」
インスタグラムのユーザーたちが、携帯電話でブロック塀を写した写真がズラーッと流れて来るという、ただ、それだけなのだが、それを眺めているだけでも案外飽きることが無い。
インスタグラムに対して「芸能人とファッションモデル御用達」のオシャレSNSという先入観を持っていた私にとって「ほんとうに日常の何気ない一コマを撮っただけ」の「スナップ写真の本質」みたいな写真が、いくつも投稿されていると分かったのが収穫だった。
なるほど、私の「オシャレ写真SNS」というインスタグラムに対するイメージも、一面的なレッテル貼というか、物事を一面でしか捉えてなかったのかもしれない。
ただ、そういう「お洒落写真以外の使用目的」におけるインスタグラムの使い勝手はどうなんだ、という話は、また別だ。
縦横比が自由にならないというのは、単に「スナップ写真をバシバシとってクラウド上にアップロード、そのままストック、そのまま公開」という使用目的に対して、最善な解ではないように思う。
そういう「とにかく日常的にスナップ写真を撮って、すぐアップロードしたい、公開したい」というニーズに対して、いずれ新たなサービスが出現した場合、インスタグラムを使っているユーザーの中の一定数は、そちらに流れると思う。
インスタグラムの「インスタ」は「インスタント」の意味だろう。
つまり、ポラロイドやチェキなどのインスタント・カメラ感覚をデジタルに持ち込んだという事だろう。
正方形にトリミングされたり「トイカメラ風」デジタル・フィルターも、その流れだとは思う。
そういうインスタグラムの「インスタント・カメラふう縛り」が今まではユーザーを惹き付けていた。
しかし、これからは、そういう「インスタント・カメラ」シミュレーターに固執している運営者の姿勢から、離反していくユーザーも出てくるのではないかと思う。
いずれ、そういうニーズをすくい取る新たなサービスが始まる気がする。
フィルム時代もスナップ写真愛好家は沢山いたが、彼らが皆んながインスタント・カメラを使っていた訳ではない。
その多くは、当時としては高性能だった(フィルムの)コンパクトカメラを使っていたはずだ。
それと同じ層、たとえば今なら「高級コンパクト・デジタル・カメラ」を使っている層が手軽にスナップ写真を撮ってアップロード、クラウドに保存、公開、閲覧という作業フローをストレス無く行えるSNSの登場が待たれているのではないだろうか。
*以下、宣伝。
青葉台旭・作
ハーレム禁止の最強剣士!
自作の小説です。よかったら読んでみてください。