世の中が転換期に入った。リーダーこそ、もっと質を上げなくてはいけない。
誰もが同じ価値を共有し「こうすれば豊かになれる」という答えが誰の目にも明らかに見えた時代には、組織全体の平均値を上げる事、組織の構成員全体をちょっとずつレベルアップする事が一番効率的だったと思う。特にすそ野のレベルアップは有効だった。
20世紀までは、まだブランド信仰が人々の間に根強くあって、学校、企業、住む場所、乗る車……全てに「良いブランド」「中くらいのブランド」「それなりのブランド」があった。
みんな自分の立ち位置がはっきりしていて、とりあえず今より少しでも上のブランドを目指す、そのために努力する、という目に見える目標を個人が設定しやすい時代だった。
しかし21世紀に入って世の中が転換期に入って、何が正しくて何が間違っているのか、何が上で何が下なのか誰にも分からない時代になった。
今のような混乱期というか転換期の時代には、リーダーの重要性が日に日に増していると感じる。
誰もが方向性を見失っている今、正しい方向を指し示す質の高いリーダーが切実に求められていると感じる。
ただし、こういう混乱期には「似非リーダー」「偽リーダー」も多く出現するから騙されないように。
2015-11-30
09:30