配信ドラマ「モナーク:レガシー・オブ・モンスターズ」第1話を観た
制作 マット・シャックマン 他
監督 マット・シャックマン
出演 アンナ・サワイ 他
ネタバレ注意
この記事にはネタバレが含まれます。
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ひとこと感想
第1話しか観ていないが、面白かった。
アップルのコンピュータにプリインストールされている「Apple TV」というアプリを使って観た。
第1話だけ無料配信されているようだ。
第2話以降も気になる。
観たいなぁ。
でも、すでに各種配信サービスに入っているし、これ以上サブスクを増やしたくないというのが正直な気持ちなんだよなぁ。
どうしよっかなぁ。
昔のアップルTVみたいに、都度支払いの所謂(いわゆる)「レンタル配信」してくれるとありがたいんだけどなぁ。
1話につき数百円くらいで。
以下、第1話を観た時点で気づいた点を書く。
時系列的には「ギャレゴジ」と「キンモン」の間
回想シーンの中に、2014年ギャレス・エドワーズ版ゴジラのサンフランシスコ上陸らしきものがあった。
回想の冒頭に「2013年」という字幕。
この物語のメイン・ストーリーは「2015年」
ギャレゴジを2013年の出来事として、その2年後を描いた物語だ。
日本描写
ハリウッドの日本描写といえば「偏見まみれ・エキゾチック盛り盛りな描写」に苦笑させられる事も多いが、今回のドラマの描写は、割と、まともだ。
主演のアンナ・サワイ(澤井杏奈)、その兄弟役のレン・ワタナベ(渡辺蓮)を始め、俳優たちの日本語が流暢なので安心して観ていられる。
filmarks を見ると、製作陣の中に日本人の名前もある。
日本描写については、彼らがコントロールしているのだろう。
タクシーに「がんばろう、日本」というステッカーが貼ってあった。
日本人であれば誰でも、このステッカーを観て、まず東日本大震災および福島原発事故を想起する。
「モンスター・バース」世界線に於(お)いて、このステッカーはギャレス版ゴジラの「ジャンジラ原発事故」を表現しているのだろう。
日本人でなければ思いつかない描写だと思う。
他にも「Jアラート」を想起させる描写が有ったりと、日本への理解度が深い。
今にして思うとギャレゴジが公開された2014年当時は、まだ「ジャンジラ」的キテレツ日本描写が、まかり通っていた。
あれから9年。
SNSや観光などで日本を知る人も増えた。
もう「ジャンジラ」的な日本描写は許される時代じゃないと、ハリウッドも思い始めているのかも知れない。
(ギャグあるいはコメディとして、わざと「変な日本」を演出する場合は有るだろうけれど)
ひとつ心配な事がある。
配信ドラマ「モナーク」の物語がギャレス版ゴジラと同じ世界線だとすると、ジャンジラ的な2014年当時のキテレツ・エキゾチック・ジャパンと、2023年の「モナーク」が目指すリアルな日本描写との間に齟齬(そご)が生じると思うのだが、いかがだろうか?
余談だけど、現在のハリウッドに於ける日本らしさのシンボルって、
「新宿西口に林立する高層ビルを見上げながら山手線のガード下を抜けて、歌舞伎町を左に見ながら靖国通りを走るタクシーからの眺め」
なんだな。
あっ、やばい……大変なことに気づいちゃった!
このバース(世界線)の歌舞伎町東宝ビルって、どうなっているんだろう?
あのビルの屋上にあるゴジラの頭部って、この世界線にもあるのかな?
初代ゴジラとの関連は?
この物語がギャレス版ゴジラをはじめとする「モンスター・バース」と同じ世界線なのは分かった。
劇中に古い足跡の写真が出てきた。
1954年の初代ゴジラもこの「バース」に組み込まれているのだろうか?
中年オヤジの2重生活もの
父親が外国で死んで(あるいは行方不明になって)、その子供が遺品を取りに見知らぬ土地へ行ったら、なんと現地にも妻子が居て、父親は謎の研究に勤(いそ)しんでいた。
……ていうプロットが、こんなにも強く観客の興味を惹(ひ)くとは思わなかった。
勉強になった。