豚の筋(すじ)を食べてみた
豚の筋(すじ)を食べてみた
食料品店の肉売り場に行ったとき、何か珍しい部位は無いだろうかと探す癖(くせ)が、私には有る。
ひょっとしたら正肉よりも、各種の内臓やら、尻尾やら、舌やら、そういう変わった部位の方が好きかも知れない。
豚の筋(すじ)なるものを精肉売り場で発見した。
牛の筋は好きな部位の一つだ。たまに食べる。
しかし、豚筋なる食材は初めて見た。
よし、今夜は、これに挑戦してみよう。 そう思って買って帰った。
牛筋と同じように、2度ほど似こぼしてから煮込み、砂糖、醤油、生姜で甘辛く味付けした。
うん。美味い。
弾力が有りながらもネットリと柔らかく、噛むと旨味が滲むのは牛筋と同じ。
全体の味わいは、やはり豚だ。
どちらが好きかと問われれば、やはり牛に軍配が上がるけれど、豚の筋も、これはこれで美味い。
驚いたのは、煮込み時間の短さだ。
牛筋は数時間煮込まないと柔らかくならないが、豚の筋は数十分で柔らかくなる。
調理時間が短いのは有り難い。
反面、煮込み過ぎる可能性もあるから、そこは注意が必要、という訳か。
また牛筋の場合、一度煮て火を止め数時間そのまま放置すると水を吸って何倍にも膨れるが、豚の筋には、そういう膨張現象は起きなかった。
2023-04-17
01:08