Chromebook を買った
Chromebook を買った
5年ほど使っていた Macbook Air の調子が悪い。
どうやら電池が寿命のようだ。
Apple の公式サイトで買い直すべきなのだろうが、パーツ構成をカスタマイズすると、どうしても納期が遅くなる。
昨今のコロナ情勢による物流の遅れや半導体不足などを考えると、通常よりもさらに納期が長くなる可能性が大きい。
路面店へ行って『吊るし』のモデルを買って来るという手もあるが、それだとアメリカ配列キーボードを選べない。
また、噂によると、今年(2022年)後半に「M2 Macbook Air」なる機種が出るらしい。
どうやら、大幅な刷新が期待されているようだ。
ならば、とりあえず今すぐ手に入る安いノートパソコンを買って急場をしのぎ、1年後なり2年後に新しい Macbook Air を買うのが良いかもしれないと思った。
さて何を買うか、だ。
できるだけ安いパソコンが良いのだが、しかし安すぎて使い物にならないようでは困る。
ブログ記事を書いたり、軽いプログラミングを書いたりするだけで、重い画像ファイルや動画ファイルを編集する訳じゃない。
必要最低限の処理性能があれば充分な訳だが、いくら安いと言っても、必要最小限の性能を割り込むようでは困る。
ふと、Chromebook はどうだろうか? と思った。
調べていくうちに、仮想環境下で Linux を動かす機能が最初からシステムに搭載されていると分かった。
素晴らしい。
これにしよう。
OS は決まった。
あとは、数ある Chromebook のうち、どれにするかを決めるだけだ。
……が、迷った。
まずはアメリカ配列のキーボード搭載機で絞ってみたが、機種が少なく、どれも帯に短し襷に長しだった。
妥協して、日本配列キーボードも見る。
選択肢はグッと広がる。
さらに迷う。
そもそも日本配列のキーボードで良いのなら、素直に『吊るし』の Macbook を買えば良い。
半年後に『M2 Macbook』が出ると分かっていながら、今、日本配列の Macbook を買うべきか?
それとも、日本配列の Chromebook を買うか?
それとも、アメリカ配列の Chromebook を買うか?
そんな時、この世に『尊師スタイル』なる言葉があると知った。
GNU プロジェクトの創設者リチャード・ストールマンがノートパソコンの上に外部キーボードを重ねて使っている写真に由来する言葉らしい。
ノートパソコンの組み込みキーボードをプラスチックの板で覆い、その上に外部キーボードを載せて使うスタイルだ。
最初に写真を見たときは「そんな事をして本当に使い易いのか?」と懐疑的だったが、色々な記事をネットで漁ると、案外と具合が良いらしい。
固有の名前(通称)があること自体、多くの人が実践し快適に思っている証拠だろう。
やってみる価値があるかも知れない。
よし、決めた。
日本配列の Macbook Air か、同じく日本配列の Chromebook のどちらかを買おう。
そして『尊師スタイル』なるものを試してみよう。
さらに悩んだ挙句、Chromebook を買った。
ここ6、7年ずっと MacOS を使っていたから、そろそろ毛色の変わった OS を試してみたくなった。
Chromebook としては中級クラスの製品を買った。
価格は、一番安い Macbook Air の3分の1程度だ。
ストレージは 64GB
32GB のモデルを買えばさらに安かったのだが、最初から linux コンテナを起動させる予定だったので、64GB にした。
初回起動時にストレージ容量を覗いてみると、『吊るし』の状態で既にシステムが 20GB ほどを占有している。
さらに linux の仮想ボリュームとして 10GB を割り当てると、もうそれだけで 30GB だ。
64GB ストレージにしておいて良かった。