小説「ドリアン・グレイの肖像を読んだ」
小説「ドリアン・グレイの肖像を読んだ」
作 オスカー・ワイルド
訳 仁木めぐみ
ひとこと感想
主要登場人物三人のバランスが良い。
〇ドリアン・グレイ
この物語の主人公。初めは清純な美少年として登場するが、ヘンリー・ウォットン卿と付き合って退廃と悪徳に染まる。
〇ヘンリー・ウォットン卿
ドリアン・グレイにとって退廃と悪徳の師匠。
非常に頭が良く、芸術に対しても造詣が深いが、しかし彼自身には芸術の才能は無い。
ドリアン・グレイの美しさに魅了され、彼を悪の道に引き込む。
道徳を、芸術の敵だと考えている。
〇バジル・ホールワード
画家としての才能に恵まれているが、しかし彼自身の性格は平凡。
ドリアンを崇拝している。
この三者の関係が、まるで正三角形のように安定している。
このキャラクター関係は参考にできる。
研究してみること。
2021-06-10
22:09