青葉台旭のノートブック

小説「殺人鬼 ――覚醒篇」を読んだ。

小説「殺人鬼 ――覚醒篇」を読んだ。

綾辻行人 作

角川文庫版

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5回書いたからセーフ。

ひとこと感想

スプラッター・ホラー、あるいはスラッシャー・ホラーを小説で再現しようという試み。

前半の残虐な殺戮シーンの連続の描写は、ある程度成功している。

しかし、後半に明かされる「双子クラブ」という「オチ」は、如何なものか。

綾辻行人といえば、ハリウッド監督のシャマランと同じく「叙述トリック」にこだわり続けてきた作家だが、それにしても、この唐突な「全員双子」設定は、蛇足にしか感じられなかった。

2019-06-15 07:55