変身ヒーローものの勉強をしている。
私は「小説家になろう」と「カクヨム」というウェブ小説投稿サイトに、自作の小説を投稿している。
年が明けたら急に、いわゆる「等身大の変身ヒーロー物」を書きたくなってしまった。
それで今、変身ヒーローものについて勉強しようとnetflix、dtv、itunesなど各ネット配信サービスを 物色しているところだ。
変身ヒーローと私
私の子供時代には子供向けの特撮とアニメが本放送・再放送あわせ大量にテレビで放映されていた。
テレビっ子だった私は、幼稚園から小学校低学年までの間、それら無数の子供向け番組を浴びるように観て
育った。
今はもう殆(ほとん)どの番組の内容を忘れてしまったが、薄れかけた記憶を掘り起こしてみると、 当時の男の子向けSF・ファンタジー番組は、大きく分けて以下の三つのジャンルが主流だったように思う。
- ウルトラマン・シリーズとそのフォロワーたち。「巨大ヒーロー・怪獣もの」
- マジンガーZシリーズとそのフォロワーたち。いわゆる「巨大ロボット・アニメ」
- 仮面ライダー・シリーズとそのフォロワーたち。「等身大変身ヒーローもの」
子供時代、私は3ジャンルとも大好きだった。どの番組も食い入るように観ていた。
しかし思春期を経て大人になる過程で、それぞれのジャンルに対する距離は次第に変化していった。
1.「巨大ヒーロー・怪獣もの」と私
今はもう、テレビのウルトラマンそれ自体には、それほど深い思い入れは無い。
しかし劇場で公開される「怪獣映画」は、今でも一番好きな「大スペクタクル映画」ジャンルだ。
2.「巨大ロボット・アニメ」と私
「巨大ロボット・アニメ」に関しては、現在の日本アニメ界では製作本数が減っていることもあり、
最近は観ることもほとんど無くなってしまった。
最近とんと御無沙汰の巨大ロボット・アニメだが、私の心の奥深くに運命的に刻み込まれているのは、
実は「巨大ロボット」ジャンルではないだろうか……と、最近、強く思うようになった。
その理由については、いずれ書く機会もあるだろうから、今は本題である「変身ヒーロー」に関して書く。
3.「等身大変身ヒーローもの」と私
正直に言うと、小学校高学年になって一番最初に「卒業」してしまったのが、このジャンルだったように思う。
小学校も高学年になれば「大人向け」の洋画や邦画にも興味が出るし、さらに成長して中学校に入学したころ から小説を読み始め、だんだんテレビ・ドラマ自体を見なくなっていった。
当時、変身しない生身の主人公たちが超能力で戦う「超能力バトルもの」や「伝奇バイオレンス」
が書店に並び始めていて、私の興味はそちらに移って行った。
例えば「童夢」「アキラ」など大友克洋の超能力SF漫画、菊地秀行、夢枕獏らが書いていた小説群だ。
10代の私には、わざわざ「変身!」と叫んでから闘い始めるヒーローより、念じただけで物を吹き飛ばしたり、
特殊な訓練によって奇想天外な技を繰り出す主人公の方がカッコ良く映ったのだろう。
同じ頃、横山光輝の「バビル2世」を読んだが、これも大好きな漫画になった。
10代の私が例外的に好きだった「変身ヒーロー」漫画は、「強殖装甲ガイバー」「バオー来訪者」くらい
だろうか。同じ荒木飛呂彦の「ジョジョ」第3部も好きだが、そこに出てくる「スタンド」なんかは、
ある意味「変身ヒーロー」のバリエーションかもしれない。
とにかく、思春期に入って以降、「戦隊ヒーローもの」からも「仮面ライダー・シリーズ」からも遠ざかっていたのだが、 2018年の正月に突然「変身ヒーロー」を描きたくなった。
年末年始にかけてテレビシリーズ「ゴッサム」を観た。
netflixで観た。
たぶん、それがヒーローものを描きたくなった原因だ。
全22話のうち14話まで観たところでちょっと飽きちゃって視聴が止まっているが、最初に観た時は 「なるほど、こういう切り口もあるのか」と思って引き込まれた。
それで「よし、俺も一丁、変身ヒーローものを書くか!」と、思ってしまったんだと思う。
現時点で視聴した変身ヒーローもの。
とりあえず、各ネット配信サービスを利用して以下の映画を観た。
- netflixで「スキャナーズ」
- dtvで実写版「ガッチャマン」
- dtvで「マン・オブ・スティール」
- itunesで「スーパーマン対バットマン ジャスティスの誕生」
「スキャナーズ」は変身しないので、厳密には「超能力バトルもの」ジャンルだが、 なんとなく久しぶりに観たくなったので再視聴した。
次に、現在の日本映画界における「変身ヒーローもの」の到達点を確認しておこうと思って「ガッチャマン」 を観ることにした。
ガッチャマンを観たあと、「マン・オブ・スティール」「スーパーマン対バットマン」を観た。
変身ヒーローものの原型であるスーパーマンの映画を観る事で「変身ヒーローとは何ぞ」
という事を改めて原点に戻って確認しておこうと思った。
また、現在のハリウッド映画界における「変身ヒーローもの」の到達点の確認にもなるだろうとも思った。
次回の記事以降、それぞれの映画で一つ一つ勉強できた事を書いて行きたいと思う。