映画「ザ・バニシング -消失-」を観た。 シネマート新宿にて。 [公式ページ](http://www.thevanishing-movie.com) 脚本 ティム・クラッベ
監督 ジョルジュ・シュルイツァー
出演 ベルナール=ピエール・ドナデュー 他 ### ネタバレ注意 この記事にはネタバレが含まれます。 この記事にはネタバレが含まれます。 この記事にはネタバレが含まれます。 この記事にはネタバレが含まれます。 この記事にはネタバレが含まれます。 5回書いたからセーフ。 ### ひとこと感想 とても怖い、という程でもなかった。 どこにでも居る平凡なおじさが、実は「純粋な悪」だった、という設定は、なかなか興味深いテーマだとは、思った。 この犯人、表面的には『溺れている少女を助けるために川へ飛び込む善人』ですらある。
その善行は、周囲に対する欺瞞やカモフラージュのためにやった『演技』ですらなく、彼の内面では、ある種の合理性から導き出された当然の行動である。 善人であると同時に『純粋な悪』であるという彼の二面性は、演技でもないし、いわゆる多重人格とも違う。
彼の内面では、ちゃんと整合性が取れている。
彼は『天然』なのだ。
良き市民である一面と猟奇殺人鬼である一面が、矛盾せずに同居している。
そこは、確かに怖い。 ただし棺桶に閉じ込められるという最後のオチは、少なくともビジュアル面に関しては、2019年現在、複数のホラー・サスペンスで採用され見慣れた光景になってしまった。
最後まで引っ張った割には驚きが無かった。 ___Aobadai Akira___ date: 2019-4-15 time: 22:50 category: 映画を観た ひとこと感想/映画