昨日のエントリーの答え。
注意。色々と加工(レタッチ)してあります。ゆえに本来の画質より劣化しています。カメラの性能100%という訳ではありません。
さて……
昨日のエントリー、
の答えですが、
その1。
こちらの写真では、手前の樹木にピントが行っていて、後ろの電柱がボケているように見えます。
まるで、望遠レンズで撮ったような背景ボケの写真ですが、もちろん換算35ミリのAPSC機であるX100Sで撮っています。
実は、この写真は、GIMPという無料のレタッチ・ソフトで背景の部分だけを選択して「ボケ・フィルター」を適用し、あたかも「背景がボケている」ように「作った」写真です。
背景と、前景である樹木の境界線は複雑に入り組んでいますから、厳密に切り取ろうとすると、たいへんな手作業の労力を要するか、色を指定して選択するなどのテクニックが必要なのでしょうが、私にはその知識もありませんし、時間と労力も惜しかったので、いわゆる「投げ縄選択ツール」で大雑把に選択して、フィルターを適用しています。
10~15分程度でサッサと済ませました。
拡大してみるとアラが分かりますが、インスタグラムの写真をわざわざルーペで拡大して見る人もいないでしょうから「雑な切り取り」でも充分です。
以下は切り取り部分の拡大写真です。矢印の部分で雑に切り取られていることがわかります。でも、これで充分です。
要は「言われなければ気づかない。わざわざ拡大して見なければ分からない」という程度のクオリティで充分ということです。
その2。
こちらの写真も、同様に、背景ボケは、フリーのレタッチ・ソフト「GIMP」で10分くらいでサクサクッと投げ縄ツールで背景を選択して、人工的にぼかした写真です。
以下に、切取り部分の拡大写真を載せます。
前景の草と、背景のぼかす部分との境目が、雑に切り取られているのが分かります。でも、これで充分です。拡大しなければ気づく人は居ないでしょう。
さいごに、GIMPを使って手作業で「ミニチュア・フィルター」に近い効果を適用した写真を貼ります。
この写真のように、境界線がはっきりとした直線で構成されていれば、さらに作業は楽です。
もとは写真の全ての部分にフォーカスが合った、いわゆるパン・フォーカスの写真ですが、後ろの壁と手前の草をぼかして階段を浮き立たせました。
やはり10分~15分くらいで適当に作りました。
「良く見るとアラが目立つけど、逆に言えば、良く見ない限りは気づかれない」という程度の精度であれば、GIMPを使ってサクッと作れます。
これも、インスタグラムというサイトが「1080ピクセル四方の画像しか投稿できず、しかも、わざわざ等倍や拡大をして閲覧するような物好きなユーザーがほとんど居ない」という特性を持つからでしょう。
「ゆるさ」を売りにしているサービスであればこその、お遊びです。