ブログ記事の記述言語として、Markdown は手に良くなじむ。
Markdown に慣れてしまうと、GUIを使った文章装飾には戻れない。
わたしは、Markdown なる文章記述言語がある事を知って以降、ブログの執筆には必ずこれを使っている。
多くのブログでは、文章入力画面でGUIツールを使って文章を装飾したり、構造化したりするわけだが、GUIというのは分かりやすい反面、いちいちキーボードから手を離してマウスを動かす必要がある。これが面倒くさい。
Markdown 解釈器を搭載した文章投稿サービスなら、キーボードに手を載せたまま、装飾記号を打ち込むだけで、見出しや強調処理を行ってくれる。
現状、私にとっての「Markdown による文章記述・投稿サービス」は「はてなブログ」一択。
現状(2016年現在)有名どころのブログ・サービスで Markdown に対応しているのは「はてなブログ」と「tumblr」ぐらいだ。
tumblr は、ブログの表示・閲覧・拡散に関しては強力な機能を備えているが、文章を書くという事で言うと、2000年代後半のSNS的というか、要するに「長文も書ける twitter」的で、特別長文に最適化されているわけではない。
140文字が限界という訳ではないが、せいぜい、中程度の長さの文章向きか。
また、投稿された文章は、基本的にはSNSへの投稿に近い扱いで、時間が過ぎると流れて行ってしまう「フロー指向」の閲覧環境だ。自分が書いた文章は「自分の資産」としてストックして行きたい私の目的とは違う。バックアップ機能も無い。
となると、私の今の文章投稿スタイルから言うと「はてなブログ」一択ということになる。
最近知ったのだが「はてなブログ」には、マークダウンのリアルタイム・プレビューがある。
いつものように、はてなブログの Markdown モードで文章を書いていたら、文章入力ボックスの右上に、小さなアイコンがあるのに気づいた。
四角形が二つ重なったようなアイコンだ。
試しに押してみると、テキストボックスが横並びで二つ開いて、左側に Markdown 入力画面、右側に、入力された Markdown をリアルタイムで解釈して表示するボックスになった。
カテゴリーを選択したり画像を貼り付けたりするためのサイドバーが右側にあると、さすがに狭苦しいが、サイドバーの「>」ボタンを押してサイドバーを閉じると、Markdown で記述した文章の構造がリアルタイムで出力されるのでとても便利だ。
いまのところ、文章投稿サービスとして「はてなブログ」は一番手になじんでいる感じだ。
文章と言っても、小説は特別だ。
小説に関しては、やはり小説投稿専用サイトが良い。
私の場合、それも「はてな」が作った「カクヨム」を利用している。
はてなには頑張ってもらって、カクヨムに「文字列の一括置換機能」を搭載して欲しい。それと、文章のエクスポート機能。
話が逸れた。
小説ではなく、日々思ったことを綴る「随筆」「エッセイ」的な文章を書いて、すぐその場で投稿する環境としては、今のところ私にとっては「はてなブログ」が一番あっている。
見た目を変更するための CSS の構造も必要最小限は分かったし、今のところ「はてなブログ」に文章を書き続けていこうと思っている。