どこかのアニメ雑誌で(あるいはウェブ情報サイトで)「自動車デザイナー」と「メカデザイナー」との交換企画をしてはどうか。
今年は東京モーターショーに行ってきた。
以下のリンクがその時のブログ記事だ。
色々と考えさせられる今年のモーターショーだったが、その中に、
「マクロスで有名なアニメのメカ・デザイナー河森正治がデザインしたトヨタのコンセプト・カー」
というものが展示されていた。
昨今の「クールジャパン」の一環という事だろう。
ダミーのモックアップだったが、一応、設定上は「変形してロボットになる」という謳い文句だった。
これを見て私は思った。
これでは「アニメ的デザイン」と「現実のモーターショー」の融合とは言えない。
アニメのメカデザイナーが『アニメ的未来』という設定でデザインしたというだけでは、わざわざ東京モーターショーに展示する意味が無い。
数あるモーターショーの展示物の中に、ポツンと「ロボットに変形するという『設定』の展示品」があるだけだ。
本来なら、こういう時の企画は、こうでなければいけないはずだ。
「現実の自動車メーカーのデザイナーがデザインした、アニメの設定としての自動車と、アニメのデザイナーがデザインした、現実の自動車メーカーの自動車」
たとえば、こうだ。
そして両者に「もし、互いの仕事が入れ替わったら?」という過程の元、デザインをしてもらう。
ガンダムのデザイナー『A』は、例えば「5年後に発売される『次期プリウス』のデザイン画」を『現実に即した形』で、つまりロボットとかに変形するのではなく、本当に自分がプリウスのデザインを任されたら、というシミュレーションとして描いてもらう。
一方で、トヨタのデザイナー『B』には、現在放映中の「ガンダム・鉄血のオルフェンズ」の世界観の中で「もし、この時代にもトヨタが車を作っていたら」という仮定の下でクルマをデザインしてもらう。
これを、雑誌なり、ウェブ・サイトなりで「せーの」で両方同時に公開する。
例えば、そのデザイン画を元に小さなサンプル・モデルを作ってみても良いかもしれない。
この企画、どうだろうか?
*以下、宣伝。
青葉台旭・作
ハーレム禁止の最強剣士!
自作の小説です。よかったら読んでみてください。