マクドナルドの凋落には、スターバックスが関係しているかもしれない。
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東京で久しぶりにマクドナルドに入ったら「一人席」が異常に多くなっていて驚いた。
の続き。
昔は、マクドナルドの使用目的として、ファーストフード本来の「サッと入ってパッと食べてすぐに出る」という食べ方の他に、繁華街で遊んでいて「ちょっとマクドナルドで一休みするか」という使い方もあったように思う。
そういう食事以外の目的で入ったとしても、やっぱりメニューを見ているうちにコーラだけじゃなくて、ハンバーガーの一つも食べようか、ポテトの一つも摘まもうか、という気になって、ついつい余計な物を頼んでしまうという事もあるだろう。
そういう「マックで一休みして行こうか」という需要から生み出される売り上げというのは、けっこう馬鹿に出来なかったのではないか。
スターバックスが至る所に出来て「ちょっと一休みして行く?」という需要が、そちらに一気に流れたのかもしれない。
20世紀のアメリカのセンス
食べ物の味にしても、店内の壁紙やテーブル、椅子、トレーや紙コップのデザインにしても、全体のセンスが1980年代までのアメリカのスタンダードのまま止まっている。
1980年代から変わらない駄菓子っぽい味をわざわざ食べたくなった時には良いのだけれど。
2015-11-25
05:22