青葉台旭のノートブック

映画「フロッグ」を観た

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脚本 デヴォン・グレイ
監督 アダム・ランドール
出演 ヘレン・ハント 他

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ひとこと感想

原題は『I SEE YOU』
かくれんぼで、鬼が誰かを見つけた時に言う「見ぃつけた!」に相当する言葉。
その他に、アメリカ英語では「君の言いたい事は分かった」の意味でも使うらしい。

いわゆる『ドンデン返し』をメイン・ディッシュに据えた映画。

「え? そういう話だったの? 騙(だま)されたわ〜」という、「騙される快感」を楽しむ映画。

良く練られたドンデン返しのお話である事に間違いは無いが、その構成に感心こそすれ、感動は薄かった。

1幕目で謎を提示して、2幕でタネ明かしをするという意味では『カメラを止めるな!』に似た構成だ。
しかし、『カメ止め』2幕目のタネ明かしパートが、単なるタネ明かしに終わらず、笑いと感動も誘っていたのに対し、本作品のタネ明かしパートは単なる説明に終始した印象だ。
そのお手並みに感心はするが、淡々と事務的に捌(さば)いているようにも見えてしまい、それ以上の感情は湧かない。

まあ、とは言っても、良く出来たサスペンス映画だ。
そこそこ楽しめる良作でした。

2021-08-16 10:49