青葉台旭のノートブック

カメラのレンズに血しぶき

例えばゾンビなどのホラー映画で、飛び散った血しぶきがカメラのレンズ(すなわち、観客の見ているスクリーン)に付着する、という描写がある。

実写の場合は仕方が無い。

しかし、それを、手書きアニメーションやらフルCGアニメーションでわざわざ再現するのは、おかしい。

そもそも『映画を撮影しているカメラ』というのは(POV形式を除いて)本来なら、物語の中に存在してはいけないものだからだ。

実写の場合は、特に予算の少ないB級映画では、予算の関係でやり直しのきかない場合もあろうから仕方が無い。

しかしアニメーション(CG含む)で、わざわざそれをやる意味が分からない。

安易な臨場感の盛り上げに思えてならない。

2019-04-11 21:49