青葉台旭のノートブック

映画「サスペリア」を観た。

映画「サスペリア」を観た。

GYAO!にて。

監督 ダリオ・アルジェント 主演 ジェシカ・ハーパー 他

1977年オリジナル版。

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5回書いたからセーフ。

ひとこと感想

だいぶ前に視聴済みだが今年リメイクされたので、あらためて観直した。

ストーリーは有って無いようなもの。
ミステリー風に話が進むが、提示される「謎」もその解き方もリアリティに欠けるし、別に大したことない。

ケバケバしい色使いのビックリ・ハウスの中を主人公と一緒に彷徨(さまよ)い続ける感覚を楽しむ、一種のアトラクション映画あるいは見世物映画といった感じだ。

推理小説のふりをしながら、その実、扇情的なエロ・グロ・ナンセンスを売りにしていた江戸川乱歩の通俗探偵小説に近いか。

イタリアには「ジャッロ」という小説ジャンルがあったらしい。その系譜か。

20世紀、印刷技術が発達して文学が大衆化していく過程においてアメリカではパルプ小説、イタリアではジャッロ、日本ではエログロ通俗探偵小説がシンクロした徒花のように咲いたというのは面白い。

さて本作品だが、前述の通り、どぎつい色の美術や血糊による見世物小屋的な面白さはあるものの、ストーリー自体は大したことがなく、2度観るほどのこともなかった。

ただ、ラスト近くの隠し部屋での一連のシーンは意外にも緊張感があった。

2019-02-05 17:18