青葉台旭のノートブック

まじか……「ブレードランナー2049」の背景は、ミニチュアだったのか……

……てっきりフルCGだと思っていたわ。

ニュージーランドのウェタ社とかいう会社が作ったらしい。

ウェタ社ホームページ
http://wetaworkshop.com

最近関わった作品
http://wetaworkshop.com/projects/

ブレードランナー2049のページ
http://wetaworkshop.com/projects/blade-runner-2049/

ミニチュア特撮は全てCGに置き換わってしまったというのは先入観だった

まだまだ、ミニチュア特撮にも費用対効果が見込める部分はあるということか。

ひょっとしたら、大予算の大作映画ほど「実際に『モノ』として美術を作り込む」という贅沢が許される のかもしれない。

つまり、金をかけて細かいところまで作り込めば作り込むほど、CG制作もミニチュア制作なみに人件費が 増えていき、両者の費用対効果の差が無くなっていくということなのかもしれない。

ハリウッドはロサンゼルスにあるという先入観。

映画というものは「芸術作品」としての側面と同時に「商品」あるいは「工業製品」としての側面も ある。

スマホや自動車が世界中の部品をかき集めて世界中の工場で作られているように、ハリウッドを出資元とした 映画のサプライチェーンが世界中に張り巡らされていたとしても不思議じゃない。

既に大部分デジタル化されている現代の映画、その部品たる個々の特撮シーンを、インターネットと 暗号化通信を使ってハリウッドのメジャー配給会社のサーバーに納品という流通体制は充分に可能だろう。

つまり、何が言いたいのかというと

ニュージーランドの特撮工房が未来都市のミニチュアや小道具をハリウッドに納品できるなら、 日本の特撮工房にだって可能だろうという事だ。

2017-12-16 07:56