映画「オープン・グレイヴ -感染-」を観た U-NEXT にて。 [Amazon のページ](https://www.amazon.co.jp/dp/B00MGG7KXQ) 脚本 エディ・ボーレイ、クリス・ボーレイ
監督 ゴンサーロ・ロペス=ガイェゴ
出演 シャールト・コプリー 他 ### ネタバレ注意 この記事にはネタバレが含まれます。 この記事にはネタバレが含まれます。 この記事にはネタバレが含まれます。 この記事にはネタバレが含まれます。 この記事にはネタバレが含まれます。 ### ひとこと感想 なかなかに良い掘り出し物だった。 規模こそ低予算映画らしく小ぢんまりしているものの、脚本・演出・演技のどれを取っても手堅くて好感が持てた。 広い意味では「ゾンビ終末」ジャンルになると思う。
飛び抜けて斬新なところがある訳でもないが、ちゃんと真面目に作られていた。 #### 良かった点 籠城していたメンバーの一人が、ヘリの音を聞いて「救助隊が来たー!」って叫びながら家を飛び出したら、逆に特殊部隊に狙撃されて殺される皮肉。
おそらく超有名なリビングデッド映画のラストからの引用だろう。 『18日』という謎のキーワードを物語の最後まで引っ張って、実はそれが、
「ゾンビ感染症のワクチンを開発できなければ、主人公たち(実はワクチン開発をしていた科学者)と患者たちは感染予防のため政府によって皆殺しにされる。その期限が18日」
だったというのも悲劇的で良い。 「最後に生き残った男女が、森から出て下界に降りてみたら、すでに世界は感染症によって滅びていた」というラストも私の好みだった。
この手のラストは、私の知る限り「ゴケミドロ」が最初だと思うのだが、どうだろうか? #### 悪かった点 全体としては、私好みの小品だったのだが、あえて1つだけ難点を挙げるとすれば、主人公が自動車に乗って屋敷に帰る途中で突然、倒木が道をふさいでからの一連のシーケンスが、ちょっと有りがち過ぎると思った。
エンジンを掛けようとしたら、何度スターターを回しても点火せず、エンジンが「コッ、コッ、コッ」って空回りする所とか。
「大事な時に限って、鍵を何度回してもスタートしないエンジン」っていうクリシエ。 それと、もう一つ。
これは作り手側の問題というより、日本の配給会社の問題だ。
「オープン・グレイヴ -感染-」という日本語のタイトル、とくに『感染』という副題は、ネタバレだから止めて欲しかった。
この映画のジャンルが実は「ゾンビ感染症もの」である事も含めて、映画前半部の大事な『謎』だろう。
それをタイトルでバラして、どうする。
ポスターやDVDのジャケットおよび動画配信のサムネイル画像には、いくつかのバリエーションが存在するようだが、その中にもネタバレになっている画像があった。
例えば、2021年11月現在、U-NEXTのサムネイル画像は、主人公が女性の死体を抱きしめて泣いているシーンだ。このサムネイルを見ただけで、いずれこの女性が死んでしまうとバレてしまう。 ___Aobadai Akira___ date: 2021-11-17 time: 11:55 category: 映画を観た ひとこと感想/映画