三津田信三「怪談のテープ起こし」を読んだ。 [amazonの紹介ページ](https://www.amazon.co.jp/dp/4087716686) ### ネタバレ注意 この記事にはネタバレが含まれます。ご注意ください。 この記事にはネタバレが含まれます。ご注意ください。 この記事にはネタバレが含まれます。ご注意ください。 この記事にはネタバレが含まれます。ご注意ください。 この記事にはネタバレが含まれます。ご注意ください。 5回書いたからセーフ。 ### ひとこと感想 いわゆる実話怪談系の短編集。
しかし、あからさまにフィクションである事を隠していない語りだった。 もちろん、全ての『実話怪談』はフィクションであり、それぞれ技巧が凝らされた『作品』なわけだが、一般的な実話怪談ものが「いかにも素人が語ったような、技巧が使われていないような素朴な語り口」に見えるように「技巧を凝らしている」のに対し、本書は「普通の怪奇小説」然としている。
つまり、開き直ってフィクションである事を隠そうとしていなかった。 収録されている「留守番の夜」のオチは、ヒッチコックの「サイコ」オマージュだろうか。 ___Aobadai Akira___ date: 2018-9-9 time: 15:51 category: 本を読んだ ひとこと感想/本